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「予防接種をすれば病気にかからない?」予防接種の考え方

健康
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予防接種をすれば「病気にかからない?」それだけではない。

新型コロナウイルスやインフルエンザなど、これからのシーズン、予防接種をする機会が増えてきます。

現場ではこんな声を聞きます。

Aさん
Aさん

「予防接種をしておけば病気にかからない」から予防接種をします!

Bさん
Bさん

「予防接種をしたけど結局かかったから意味がない。打たなくてもいいんじゃないの?

予防接種は免疫つけるためにおこなう

お話しできる方には伝えているのですが、

予防接種は「病気にかからない」というだけではなく、
免疫をつけて病気になりにくくする」ために行います。

ですから病気にかかってしまうこともあるのです。

予防接種の目的は個人と社会を守るため

予防接種の目的は

①一人一人が免疫をつけることで病気にかかりにくくし個人の健康を守ること(個人防御)

②自分の住んでいるコミュニティでの集団感染を防ぐこと(集団防御)

③予防接種を受けたくても受けられない人たちを感染症から守ること(集団免疫)

があります。

まずは自分の免疫をつけよう

まずは自分の免疫をつけておくことを考えましょう。免疫をつけておくと「重症化予防」にも繋がります。

一人一人の意識が集団を守ることにつながります。

ここで「免疫」について説明していきます。

「免疫」と「抗体」のおはなし

からだの中に細菌やウイルスなどの自分でないものが入ってくると、その病原体を体外に排出しようと免疫が働きます。このようにからだが自然に反応する最初の免疫を「自然免疫」といいます。

そして、同じ種類の「抗原」が二度目に体内に侵入してくると、すでに記憶(きおく)されている免疫がすぐに反応します。これを「獲得免疫」といいます。その際にからだの中で「抗体」がつくられます。

免疫細胞は、体内を移動し、抗原を処理しながら、からだを健康な状態に保ってくれています。

抗原と抗体は「鍵と鍵穴」のようなしくみ

鍵と鍵穴.jpg

「抗原」「抗体」と聞いても難しいかと思います。

ここでイメージしていただきたいのが「鍵と鍵穴」です。

 鍵穴が抗原(ウイルスや細菌)
鍵が抗体(記憶して作られた抗原に適した免疫)

抗体はその病気のウイルスや細菌に対してだけ反応してくれる免疫となります。

鍵も、鍵と鍵穴が合っていないと鍵が入りませんよね。それと一緒です。

ここなか
ここなか

ここで一つ質問です。

鍵のついた宝箱があります。しかし、鍵がありません。

宝箱の中身を出すにはどうしたらいいでしょうか?

・鍵を見つける
・鍵穴から型を取って鍵を作る
・ピッキングして開ける
・箱自体を破壊して開ける

など、時間がかかってしまいますよね?

鍵があればすぐに宝箱は開く

宝箱の鍵さえあればすぐに中身が取り出せます。

この時間の差が、抗体があるか、ないかということです。

病原体がからだの中にいる時間が長いほど重症化につながりやすい

病原体がからだの中にいる時間が長いと、症状が長引き重量化しやすくなります。
病原体の免疫を獲得していると、病原体を対処する(抗原抗体反応)時間が短くて済みます。

予防接種はこの鍵を作ることや免疫反応をからだに教え込む意味で行います。

ですから、予防接種をすることで、その病気にかかってしまっても、抗体があることでその病原体専用の免疫細胞が働いてくれます。

抗体がない時よりも早く病気を治すことができるということです。長引けば長引くほど重症化しやすいので、「予防接種は重症化を防ぐ」ことができるというわけです。

予防接種の意味を理解し接種の検討をしましょう

予防接種は「病気にかからない」ためだけでなく、

「かかった時に重症化しないため」にする

ということを理解した上で予防接種の検討をしましょう。

※アレルギーや体質、治療中の病気によっては予防接種ができない方もいるかもしれませんが、「重症化予防」のために予防接種を受けることも考えてみましょう。



自分の健康は自分で守る!!!

あなたが1日でも長く健康な日々を過ごせますように・・・❤️

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