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低温やけどに注意!

健康
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1. はじめに

低温やけどは、一般的には高温の物体に触れることによって生じるやけどとは異なり、比較的低い温度でも長時間接触することで発生します。特に、暖房器具や熱い飲み物、長時間のカイロの使用などが原因となることが多いです。低温やけどは、初期症状が軽微であるため見逃されがちですが、放置すると深刻な皮膚の損傷につながる可能性があります。本記事では、低温やけどついて解説します。

2. 低温やけどについて

低温やけどは、心地よく感じる温度(体温よりも少し温かい温度)のものでも、皮膚の同じ部分が長い時間接触していると発生するやけどです。

熱いものに接触している皮膚の温度とやけどになるまでの時間はおおよそですが次のとおりです。

44℃では3時間から4時間
46℃では30分から1時間
50℃では2分から3分
(山田幸生、「製品と安全第72号」低温やけどについて、製品安全協会)

3.低温やけどを防ぐために

低温やけどを防ぐために、以下のことに注意してみましょう。

3.1 適切な使用時間を守る

カイロや湯たんぽは、長時間の使用を避けることが重要です。特に、直接肌に触れる状態での使用は注意が必要です。

3.2 タオルや布を介する

カイロや湯たんぽを使用する際は、必ずタオルや布を挟んで肌との直接接触を避けましょう。これにより、熱の伝わりを緩和できます。

3.3 温度を確認する

使用する前に、カイロや湯たんぽの温度を手で確認し、熱すぎないことを確かめてから使用しましょう。

3.4 定期的に位置を変える

同じ場所に長時間熱を当て続けないように、位置を定期的に変えることが大切です。

3.5 肌の状態をチェックする

使用中や使用後は、肌の状態を確認し、赤みや異常がないか注意深く観察しましょう。

4. カイロや湯たんぽの使用方法

では、次に具体的なカイロや湯たんぽ、電気毛布の使い方について紹介します。

4.1 カイロの使用法

使い捨てカイロ: 開封後、すぐに貼り付けるか、ポケットに入れて使います。直接肌に貼らず、衣類の上から使用することをおすすめします。

繰り返し使えるカイロ: 指示に従って加熱し、冷却後に再使用できます。使用前に温度を確認し、肌に直接触れないように工夫しましょう。

4.2 湯たんぽの使用法

お湯の温度: 70℃以下のお湯を使用し、熱すぎないように注意します。お湯を入れた後、空気を抜いてしっかり蓋を閉めます。

布やタオルで包む: 湯たんぽを直接肌に触れさせず、必ずタオルや布で包んでから使用します。

定期的にチェック: 使用中は、湯たんぽの温度が適切かどうかを確認し、必要に応じて位置を変えます。

※布団が温まったら湯たんぽを布団から取り出して就寝すると、低温やけどの危険性は有りませんのでおすすめです。

4.3 電気毛布の使用法

直接肌に触れない: 衣類やシーツの上に敷いて使用し、直接肌に触れないようにしましょう。

温度設定を確認: 初めは低めの温度に設定し、徐々に調整しましょう。

自動オフ機能を活用: 使用時間を設定し、長時間の使用を避けましょう。

定期的に肌をチェック: 使用中は肌の状態を確認し、異常があればすぐに使用を中止しましょう。

使用中の動作確認: 異音や異常な熱を感じた場合は、すぐに電源を切りましょう。

5. 使用を注意する方

カイロや湯たんぽ、電気毛布などを使用する際に、周囲の方が注意してほしい使用者がいます。

・乳幼児、高齢者、病人
・身体に障害をお持ちの方
・眠剤を内服中の方
・皮膚の弱い方
・疲労の激しい方、お酒に酔った方
・ペット

このような方は注意していきましょう。

6.低温やけどの症状

低温やけどの症状は以下になります。症状の観察をし、異変があれば医療機関へ受診をしましょう。

赤み: 皮膚が赤くなり、通常の状態とは異なる色になります。

痛み: 触れると痛みや違和感を感じることがあります。軽い痛みから鋭い痛みまでさまざまです。

腫れ: 皮膚が腫れたり、膨らんだりすることがあります。

水ぶくれ: 重度の場合、皮膚に水ぶくれができることがあります。

かゆみ: かゆみを感じることもあり、かくことで症状が悪化することがあります。

皮膚の乾燥や剥がれ: 進行すると、皮膚が乾燥したり、剥がれたりすることがあります。

7. まとめ

低温やけどは、見過ごされがちな危険な状態ですが、早期に対処することで重症化を防ぐことができます。日常生活の中での注意点を理解し、適切な予防策を講じることが重要です。また、万が一やけどを負った場合は、迅速な処置と必要に応じた医療機関への受診が求められます。安全で快適な生活を送るために、低温やけどについての理解を深めていきましょう。

自分の健康は自分で守る!!!
あなたが1日でも長く健康な日々を過ごせますように・・・❤️

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