過労になりやすいタイプ
過労になりやすい人はどういう傾向があるのでしょうか?
タイプと対処法について説明していきます。
①真面目で仕事を断るのが苦手な人
自分が仕事を抱え込んでいて断れない状況にいる状態です
自分にとって過重であったとしても真面目で断ることができないタイプのことです。
「これは自分にとって過重だな」
「ずっと残業が続いていて辛いな」
と感じる場合で「仕事を減らしてください」と自分から言えない
【対処法】
仕事を断るのではなく、上司に相談することから始める
・最近夜もあまり眠れないし、体調が悪い
・いつも疲れていて仕事のパフォーマンスが上がらない
・ミスが多くなってきている
など、「自分の体調が悪い」ということを伝えてみましょう。
「仕事がきつい」というと、「もっと頑張れ」と言われてしまうだけです。
・睡眠が取れていない
・夜もずっと仕事のことばかり考えてしまう
・日中も眠い
という睡眠の質が悪くなっていることを伝えることを上司に伝えることで、
「よく眠れていない人は危ないかな」とわかってもらえるはずです。
②人がよくて仕事が断れない人
人からものを頼まれやすい人、断れない人です。
人がよくて断れず、仕事が溢れてしまうというタイプです。
頼られることに喜びを感じるので、「必要としてくれるなら」と考え引き受けてしまいます。
しかし、物理的な限界があるので、過重労働となりやすくなってしまいます。
【対処法】
限界をしっかり見極めて、それを超えそうになったら「限界」であることを上司に相談しましょう。
※何度も経験のある方は、一度壊れてしまった経験をよく覚えておいて、ここまでは自分の限界だ。ということをよく把握しておきましょう。
③体力の限界に気付けない人
「少しきついな」と感じていても頑張り続けて眠れなくなっていたり、体に負担がかかっていても気にならない。
そのうち脳や心臓に負担がかかって倒れてしまう。といったタイプです。
きつさや疲れに対してのセンサーが鈍感になっており、後から聞くと「あの時眠れていませんでした」といった感じです。
【対処法】
自分のエネルギー消耗と充電についてのセンサーを持つようにしてみましょう。
例えば、仕事と睡眠(十分に休めたか)のバランスを数値化してみるのもいいでしょう。
今は自分は「仕事:睡眠=8:2」だから危ないな。休息しないとな。など客観視することで自分のセンサーを発見しやすくなります。
一度経験のある方ならセンサーを見つけやすかと思います。
④不器用で容量がよくない人
情報の交通整理や組み立てが苦手なタイプ。
仕事で容量がよくない人は疲れやすい傾向にあります。
自分で段取りを考え、必要な資料や情報を整えて仕上げるということが苦手です。
上司などがまずはこれをやって、次にこれをやってと筋道を教えてもらう必要がある方もいれば、一度にあれもこれもやるとパニックになってしまうという方もいます。
【対処方】
色々なことを経験していかないとわからないことも多いかもしれませんが、
まずは「自分の弱点を知る」ことから始めてみましょう。
・ここまでは1人でできるけど、ここから先は苦手なので教えてください
と伝えてみるとスムーズです。
また、自分の弱点に気付けないことも多いようです。
自分だけがパニックに落ちいっていても上司には何に慌てているかなどはわかりません。そうすると適切な指示を出してもらうこともできません。
働き方や仕事の仕方の本を読んで参考にしてみるといいでしょう。
「自分に当てはまりそうだ」というところを中心に自分の仕事と向き合ってみましょう。
⑤仕事の上でパフォーマンスが高くない人
処理できる情報量が少なく、ある達成目標に対しての処理、遂行、達成が低い傾向にあるタイプ
【対処法】
個人差を認める組織へ所属する
それぞれの人がその人なりの最大の効果を発揮する。人間関係も良好な中で相乗効果をあげ、職場を活性化して生産性を上げていくというビジョンを持つ経営者なら、例え能力的に低い人でも一定の役割を果たすことができます。
ご自身でも、自分の能力を広げるために自己投資していくことが重要です。
⑥ON/OFFの切り替えが苦手な人
「仕事を続けてしまう」タイプ
「仕事にまつわる人間関係を引きずってしまう」タイプ
この2つのタイプに分かれます。
「仕事を続けてしまう」タイプの人は、プライベートな時間でも、常に仕事のことが頭から離れない人で、明日の仕事の段取りが気になったり、済んだことでも「あの時ああしておけばよかった」「こう言えばよかった」など反省したりしています。
「仕事にまつわる人間関係を引きずってしまう」タイプの人は、職場の人間関係の切り替えがうまくいかず、仕事が終わって帰ってきても、人間関係で生じた嫌なことをずっと引きずって眠れないというような人です。
そんな方は、職場の人間関係について愚痴などを言ったり、嫌なことが強く残ってそれが原因で病欠で休んでしまうこともあります。
一般的に男性は仕事のON/OFF1が苦手で、女性は人間関係のON/OFFが苦手なことが多い傾向にあります。
【対処法】
仕事のON/OFFのために
無理矢理にでも仕事モードをを切る練習をしましょう。
会社を出た時点で「オフ」と心の中で呟くこと。
無意識に仕事のことが頭に浮かんできたら、「あ、仕事のこと考えてるな。おOFFにしなきゃ」と自分に言い聞かせます。
無意識に仕事のことが頭に出てくるたびに「あ、出てきた」と仕事のことを考えるのをやめるといった瞑想を繰り返し、毎日続けていくとだんだん切れるようになってきます。
人間のON /OFFのために
誰かに話を聞いてもらいましょう。
誰かに話をすることで、クールダウンして解消していきます。
アドバイスや説教ではなく、ただただ聞いてもらえることが重要です。
周りにそう言った方がいたら、聞くに徹しましょう。
自分がそのようなタイプであれば、信頼できる相手に「アドバイスも何もいらないから、ただ話を聞いてほしい」と伝えて話をすると楽になることもあります。
自分自身の力では難しいこともあるかもしれませんが、物理的にその人と距離とるということが可能であればそれが一番最適です。
⑦不平不満を持ちやすい人
利己的、自己愛の強い傾向を持つ人が多いです。自分と他人を比べて自分の優位性を保とうとする性格の人です。
利己的な人
「自分が思う通りに仕事がしたり、周りに動いてほしい、しかも周りに評価されたい」という傾向の強い人で、それが満たされないほど不機嫌になりがちで、周りも迷惑に思います。
もっと優秀な人間が集まっているところに転職すると自己愛が保てずぐしゃっと潰されて、逆に弱者的な「うつ」になることもあります。
正義感と倫理観が強い人
自分の正義感に合致していないことが嫌いな人。
会社が法的にグレイなことをやっているとか、顧客に不誠実なことをしているのに満足ができず、ストレスをしてしまうということもあります。
吐き出せない強い怒りを溜め込んでいて、怒りで顔が取り憑かれた容易なっています。
【対処法】
自分の性格を知り、それとどう付き合っていくかを考える
自分の性格を変えることは難しいことです。
例えば正義感の強い人がいたら、正義感は1つではないこと。
「何十種類もの正義感があること」
「自分が信じている正義感だけで世の中が動いているとは限らない」
ということを理解しておくことが必要です。
当てはまる方は、自分の仕事との向き合い方を考え直してみましょう
この記事を読んでくださっているということは、過労に悩まれている方かなと思います。
自分のタイプを知り、向き合っていくことで、少しでも気持ちが軽くなることがあるかもしれません。
どうしても解決しない場合は専門医に相談することが必要ですが、
今の段階で自分で解決できるのであればいいですよね。
倒れてしまう前に、対処しておきましょう。
自分の健康は自分で守る!!!
あなたが1日でも長く健康な日々を過ごせますように・・・❤️
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