はじめに
便秘は多くの人が経験する一般的な悩みです。医療機関で相談するのが一番ですが、薬局などでも手軽に下剤(便秘薬)が手に入れることができます。
下剤にはさまざまな種類があり、どの下剤を購入すれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?今回は便秘のタイプと下剤について紹介します。
あなたはどのタイプ?便秘のタイプを知りましょう
これから3つのタイプで質問をしていきます。
該当する項目が多いものがあなたの便秘のタイプとなります。
心理テストのような気持ちで質問に答えていきましょう🎶
タイプA
・便は硬くて大きい
・便意を我慢することがある
・いきまないと出ない
・残便感がある
・便が出口で固まっている
タイプB
・便は硬く太くコロコロしている
・加齢・運動不足などで筋力が落ちた
・ダイエットで食事量・食物繊維量が減った
・便意をあまり感じない
・常にお腹が張っている
タイプC
・便はウサギのフンの様に小さくコロコロしている
・最近ストレスを感じる
・突然激しい便意を感じる
・便秘と下痢の症状が交互に出る
・下腹部に張りや痛みがある
あなははどのタイプでしたか?タイプ別の便秘について紹介
上記のテストであなたはどの質問項目が多く該当しましたか?
そのタイプの原因、対処法について詳しく説明していきます。
タイプA 直腸に便が停留してうまく便が排泄できない(直腸性便秘)
原因
・排便を我慢してしまう
・寝たきりの方や高齢の方
対処法
・水溶性食物繊維と水分を積極的に摂って、やわらかく量のある便の状態を作りましょう。
・刺激性の下剤は、お腹が痛くなる原因なので控えましょう。
・朝食をしっかりとり、朝はトイレに行くといった規則正しい習慣をつくることも大切です。
タイプB 水分が過剰に吸収されて便が固くなる(弛緩性便秘)
原因
・大腸の緊張低下(筋力の衰え)
・運動不足
※このタイプの便秘では、お腹が張る、食欲の低下、便意をあまり感じない場合があります。
対処法
・筋力の衰えが原因なので、ジョギングやウォーキングなどで少しずつ筋力を鍛えましょう。
・腸の運動が弱くなっているタイプなので、根菜や緑黄色野菜などの不溶性の食物繊維を積極的に摂ることで、腸を刺激することを意識しましょう。
タイプC 大腸が緊張して便がうまく通過できない(痙攣性便秘)
原因
・ストレスや自律神経の乱れ
・大腸が過敏になっている
※若年層に多く、腹痛がともなう場合があります。
対処法
・腸内環境を整えてくれる働きがある水溶性食物繊維を含む海草やこんにゃくなどを意識して食べるのをお勧めします。
・逆に不溶性の食物繊維(根菜、緑黄色野菜、きのこ、豆類など)は大腸への刺激が強く、症状が悪化する恐れもあるので摂取は控えましょう。
・規則正しい生活習慣を身に付けることにより改善が期待できます。
・腸粘 膜を直接刺激するカレーやカラシなどの刺激物を控えるようにしましょう。
これらの便秘は1つだけではなく、複合している場合もありますので、参考までに考えていただければと思います。
自分に合った下剤を選ぶには?
上記では自分の便秘のタイプがわかったところで対処するための生活習慣の見直しポイントを述べました。それでも改善されない方は、下剤を検討しましょう。
便が硬い人は便を柔らかくする下剤を選ぼう
便が硬くなるのは大腸に長時間便が停留することで水分が吸収されてしまうことで起こります。
酸化マグネシウムなどの便を柔らかくする下剤を選択しましょう。
薬局への相談例
「便が硬いので柔らかくするお薬を探しています」
便が出づらい人は刺激性の便秘薬を選ぼう
便の硬さはそこまで固くないが、出づらいという方は、「刺激性」の便秘薬を選択しましょう。
薬局への相談例
「刺激性の便秘薬を探しています」
お腹が痛くなるのが心配な方
排便時に下剤を内服するが、刺激性の薬では腹痛が辛いという方もいらっしゃるかと思います。そういった方は、「漢方薬」を検討してみましょう。
薬局への相談例
「便秘に効く漢方薬を探しています」
まとめ:薬の選び方に迷ったら「薬剤師」へ相談を!
上記、便秘のタイプと下剤の選び方について紹介をしました。
薬の選び方で迷ってしまう場合は、薬局に常駐している薬剤師へ相談をしましょう。その際に、自分はどういうタイプの便秘で困っているのかを伝えるとスムーズです。
上記の「薬局への相談例」を参考に薬剤師へ相談をしてみましょう。
自分の健康は自分で守る!!!
あたなが1日でも長く健康な日々を過ごせますように…❤️
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