1.はじめに
健康診断を受ける際に、何をきていけば良いか服装に困ったことはありませんか?健康診断ではさまざまな検査があります。本記事では検査をスムーズに受けるためにも注意しておきたい服装の注意点について解説します。
2.健康診断での検査
健康診断では、主に以下の項目の検査があります。
2.1 特定健診の場合
・計測(身長・体重・腹囲)
・視力、聴力(健診機関によってない場合もあり)
・血圧測定
・血液検査(血糖、脂質項目)
・尿検査(事前にキットが送られてくる場合もあり)
・問診
・医師の診察
※医師の判断により
・心電図検査
・眼底検査
・貧血検査(血液)
・腎機能検査(血液)が追加されます。
2.2 企業健診の場合(それぞれ年齢や事業所によって内容が異なる)
特定健診の項目に加えて
・胸部レントゲン検査
・心電図検査
・胃検査(胃カメラもしくはバリウム検査)
・眼底検査
・肺機能検査
・血液検査項目(腎機能や貧血検査)
・便潜血検査など
2.3 雇入検診(入職前に受ける健診)
特定健診項目に加えて
・胸部レントゲン検査
・心電図検査
・血液検査(特定健診項目に加えて貧血検査)
※働く職業により項目が異なります。
腎機能検査、色覚検査、便培養検査、ツベルクリン検査、肝炎検査、感染症抗体検査など
2.4 人間ドック
特定健診の項目に加えて、
・胸部レントゲン検査
・心電図検査
・胃検査(胃カメラもしくはバリウム検査)
・眼底検査
・肺機能検査
・血液検査項目(腎機能や貧血検査、電解質、腫瘍マーカー)
・便潜血検査など
※入院のタイプは、オプションになるかと思いますが、
糖負荷試験やMRI、CT、脳波、睡眠検査などあります。
これらは健診機関によってメニューが異なります。
3.服装の注意点
上記のような検査項目があることがわかりました。
健診の服装は
・検査着
・普段着 に分かれます。
健診施設によって、検査着に着替える場所もありますが、私服で受ける場所もあります。今回は普段着の場合の検査に応じて服装の注意点を紹介していきます。
3.1 計測 (特にお腹周りを出しやすい服装で)
計測時の服装のポイントです。
・重くない
・脱ぎ着しやすい(上着など重たい服装は脱いでもらいます)
・ワンピースやつなぎ服は避ける(お腹周りを出してもらうので)
・ポケットの中身は出しておく
・ベルトや腰回りのポシェットなどの重さのあるものは取り外すが避ける
・タイツやストッキングを避ける(身長に影響また、体脂肪時は裸足になるため)
※髪型もここでお伝えしておきたいのですが、お団子結びや「リーゼント」のような上に髪の毛を持ってヘアセットした状態の方です。身長が正確に測れないため注意しましょう。
3.2 血圧測定
血圧測定時の服装のポイントです。
・薄手の服装
・肘上まで袖をまくれる
※血圧測定時には、マンシェットとを上腕(肘の上あたり)に巻いて血圧を測定します。その際に袖を捲っておくことでより正確な血圧が測定できます。
3.3 心電図検査
心電図検査時の服装のポイントです。
・靴下は脱ぎやすいもの(タイツやストッキングは避ける)
・前あきのもしくは胸まで出しやすい服装
・胸を出すため、ブラジャーを外すもしくは下着をまくる
※心電図は両手首、足首と胸に検査の機械をつけます。その際に邪魔にならないようにする とがポイントです。
3.4 胸部レントゲン検査、バリウム検査
胸部レントゲン、バリウム検査時の服装のポイントです。
・ブラジャーを外す
・アクセサリー類を外す
・ベルトを外す
・無地のTシャツなど
※服装に金属が写り込んでしまうと、正確な画像の診断ができません。あらかじめ金属を避けた服装を選ぶのポイントです。
3.5 胃カメラ検査
胃カメラ検査時の服装のポイントです。
・締め付けのないゆったりとした服装
・スカートは避ける
※締め付けのある服装は、胃を圧迫し、カメラの検査時に苦しくなってしまうことがあります。また、検査時は横になりますのでスカートは避けると良いでしょう。
4. まとめ
それぞれの検査時ごとにポイントを紹介していきましたが、まとめると以下になります。
・無地の薄手の服装(上着など脱ぎ着しやすいように)
・締め付けのないゆったりとした服装(前開きのものだとなお良い)
・金属は避ける(もしくは下着など脱ぎやすいものを)
・ストッキングやタイツを避ける
・スカートやワンピース、つなぎは避ける
このような服装で健康診断を受けていただくとスムーズに検査ができます。参考にしてください。
自分の健康は自分で守る!!!
あなたが1日でも長く健康な日々を過ごせますように・・・❤️
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