はじめに
人は誕生から亡くなるまで、常に何らかの変化をしています。ある時点までは「成長」、ある時期からは「老化」と呼びます。これは誰にでも起こることですが、個人差があります。
「白髪」「シワ」「腰が曲がる」などの外見の変化意外に、医学的に老化のレベルを把握する6つの視点があります。
老化の進行を知る6つの視点
6つの視点を紹介していきます
①血管の状態と血液の変化
②体内の酸化と糖
③メタボリックシンドロームとロコモティブシンドローム
④ホルモン量の変化
⑤認知症
⑥不調感
①血管の状態と血液の変化
血管に老化が生じると、酸素や栄養を全身の細胞に届けられず、老廃物の回収もままならなくなります。
老化の指標となるのは、
・心臓近くの太い血管から末端の毛細血管までのしなやかさや硬さ(動脈硬化)
・血中のコレステロール
・糖質の量 などです
②体内の酸化と糖化
からだをサビつかせる「活性酸素」や、老化促進物質である「AGEs」が増えると老化につながります。
酸化・・・「活性酸素」による細胞のサビつかせること
活性酸素を増やす原因↓
車の排気ガス、タバコ、紫外線、激しい運動、心理的ストレス
糖化・・・体内の糖は通常エネルギーとして使われますが、過剰な糖はタンパク質を劣化させ、老化促進物質(AGEs)を産生すること
糖化の原因:糖質の過剰摂取
③メタボリックシンドロームとロコモティブシンドローム
目には見えない身体の内面と外面の変化を知っておきましょう
内面・・・(内臓脂肪)メタボリックシンドロームのチェック
・骨や関節、筋肉の状態
外面・・・ロコモティブシンドロームのチェック
・歩行や運動能力に低下がないか
④ホルモン量の変化
100種類以上あるホルモンのうち、老化に伴い変化するホルモンを調べます
1・エストラジオール(女性ホルモン)
・フリーテストステロン(男性ホルモン)
(女性&男性)・DHEA-S ・IGF-1 など
⑤認知症
物忘れと認知症の境目を判断することはなかなか難しいものです。
・忘れっぽくなった
・家族がおかしいと気づく
こういった場合は一度、医療機関へ受診しましょう
アポリポタンパクE遺伝子を解析すると認知症になりやすい傾向がわかります。(自費診療になります)
→高リスクの遺伝子とわかれば進行を遅らせる対応も取りやすくなります
⑥不調感
原因のわからない体調不良も「老化」が原因かもしれません。
原因がなかなかみつからないが、
・だるい
・こり
・痛み
などの「不調感」が続くことがあります。
これらは老化や病気のサインのこともあります。
自律神経機能検査などの特殊検査が役立つこともあります。
さいごに
人生100年時代と言われていますが、何歳まで生きるかという「長さ」だけでなく、いかに自分らしく生きるかという「人生の質」も大切です。
寿命は長さだけではなく、「質」の時代となってきました。
寝たきり状態で5年10年過ごすより、自分のやりたいことができる健康状態で生涯を迎えたいと思いませんか?
自身の身体の情報を知っておくことで、健康寿命を伸ばすために役立てて欲しいと思います。
自分の健康は自分で守る!!!
あなたが1日でも長く健康な日々を過ごせますように・・・❤️
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